洋服から小物までデザインするファッションデザイナー

SLshi7uK/ 8月 31, 2018/ デザイナー

服や靴などお洒落をデザインする

身の回りを見渡すと、衣類や靴、小物等様々なファッションアイテムが目につきますが、それらの形状デザインや素材、カラー、仕上げ方などのアイデアを考え、実際に形にするのがファッションデザイナーの仕事です。
デザイナーには「豊かな感性」が求められますが、自分のオリジナリティを前面に出して、それを職業にできるのは有名なデザイナーです。

感性が必要なことは間違いありませんが、一般的なファッションデザイナーに求められるのは「芸術」のようなオリジナリティではなく、「売れるデザインのモノを作ること」です。
ターゲットに定めた消費者にとって欲しくなる魅力的な衣料類のデザインに当たっては、綿密なマーケティングや戦略を立てて臨むことが必要となります。

ターゲットをどのように選定するか、そのニーズや流行調査、ライバル商品の把握、販売方法等の企画立案に続き、イメージをデザイン画に描き起こします。
この際カラーや素材、仕上げ方など、細かい部分まで具体的にイメージすることが重要です。

ファッションデザイナーが活躍する職場

活躍の職場で最もイメージしやすいのは、ユニクロで有名なファーストリテイリングやしまむら、ワコールといったアパレルメーカーです。
自社のオリジナルブランドを持ち、服を作っている企業で、ブランドイメージに沿った商品や季節に応じたテーマに沿って、自社店舗で販売する服を作ります。

他にも自社ブランドではなく、他社が持つブランドの服を作るOEMメーカーで活躍する方も多くいます。
この場合、おおよその企画立案は委託する側が行ないますが、その枠内で具体的なデザインや製造方法に携わることになるでしょう。
少数ですが企業に従業員として採用を受けず、有名デザイナーのアシスタントとして弟子入りして腕を磨く方もいます。

このルートは今をトキメク憧れのデザイナーの技術を間近で吸収出来るという魅力がある一方で、最初のうちは雑用が多く収入が厳しいというデメリットもあります。

魅力的なアイテムで喜んでもらえるやりがい

ファッション雑誌に取り上げられたり、インタビューが掲載されたりするのを目にすると、華やかな職業に映りあこがれを持つ方は多いです。
しかし実態は多くのデザイナーは、厚遇で採用されずに厳しい雇用環境で働くことが多いです。

そのようなデメリットについて専門学校に通う間に知ったり、企業に採用されてから知ったりして、途中であきらめる方も少なからずいます。
実は自分が華やかになるのではなく、消費者にとって華やかで魅力的なモノ作るのが仕事の本質と言えるのです。

どの職業でもほかの人に仕事の結果が認められた時に喜びややりがいを感じるのと同様に、自分がデザインした服がお店に並べられたり、ネットで人気の商品になったりした時に遣り甲斐を感じます。

ファッションデザイナーの給与水準

アパレル企業に勤める場合は、勤め先によって大きく異なり、それほど良い待遇ではないケースも多いです。
しかし、実力を付けて認められるようになれば、独立してデザイン事務所を開く事も夢ではありません。
その場合、収入は実力次第ということになるでしょう。

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