花嫁のブーケデザインも行うフラワーデザイナー

SLshi7uK/ 5月 28, 2019/ デザイナー

大切な記念日をフラワーで演出

新郎新婦の人生のスタートを祝う記念の結婚披露宴や、ホテルで開かれる各種パーティーを鮮やかに花で彩り、大事なイベントスペースの演出に携わるのが役割です。
テーブルに花が飾られているだけで、講演会でも祝賀会でも会場を華やかな雰囲気に変えてくれます。

ショップの開店記念や日常的にオフィスビルのフロアを彩る花瓶の花も、心にひと時の安らぎを与えてくれる等、様々な場面で花を飾る事を通して人々にハッピーな気持ちを届ける夢のある仕事です。
基本的な仕事の進め方は、依頼する顧客の意向や予算額を考慮しながら、具体的な装飾方法の打ち合わせからスタートします。
装飾に使う花の種類もカラーも実に様々でそれぞれに特徴があり、最大限にクライアントの要望を実現できるように工夫するところが腕の見せ所です。

センスや知識に加えて思いやりが必要

花の装飾の全体のイメージが出来上がったら、実際の装飾作業です。
使用する花は、花びらの開き具合等を確認しながら一つひとつ選別し、バランスがとれるように茎や葉をカットしたり見栄えのする装飾にしたりして整えます。

主役になる花と、主役を引き立てるべく彩として周りに添えられる花を、最適なバランスとなるように配置します。
同じ種類かつ色の花を使用して装飾を施してもコーディネーターの違いがはっきり出て、美しさに大きな違いが出るところが、この仕事の醍醐味と言えるでしょう。
一輪であれば見向きもされない花が、コーディネーターの持つ色彩感覚や花の知識や細やかな気配りによって、人の心を引き付ける作品が出来上がるのです。

花の維持管理も重要な仕事

クライアントとの打ち合わせや花束の制作、装飾の合間に行う大事な仕事は、花の状態を維持管理する役割です。
花は生き物なので、温度や湿度の環境によって開花の進み具合などの状態が大きく変化します。

基本は、低温環境で必要な水分を与える管理方法です。
また、茎や葉の状態によっても鮮度が変わるため、細やかな手入れが必要になるでしょう。
花や葉の状態を本番として輝くその時まで、最適に維持する事も重要な役割なのです。

その他にも、花の発送手配やフラワーショップ内の掃除などの雑務もこなさなくてはいけません。

目指す最短ルートはフラワーデザイン科等の専門学校

フラワーコーディネーターのスキルを学べる専門学校はフラワーデザイン科、園芸デザイン科等多くあります。
また、花だけでなく結婚式全般のノウハウを学ぶ学科にも、ブライダルフラワー専攻という専門カリキュラムも設けられています。

多くの専門学校の学習期間は2年間で、植物に関する幅広い知識の習得と実習が行われることになるでしょう。

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