ゲームの設計をするゲームデザイナー
ゲームの登場人物やアイテムを担当
PCやスマホなど各種機器で楽しまれるデジタルゲームに登場する登場人物、あるいは武器やコイン等の各種アイテム、バックとなる風景など、ゲームを構成するパーツ全てをデザインして作ります。
キャラクターやアイテムのデザインを通して、ゲームが有する世界観やコンセプトさらにはストーリーにまで大きな影響を与える仕事です。
デザイナーが携わるゲームの形態の幅は広く、家庭でTVを使って楽しむゲームソフト、ゲームセンター等に設置されるゲーム、スマホアプリで楽しまれるもの等さまざまです。
また、ジャンルも幅広く、アクション系や格闘系、パズル類など様々で、ゲームデザイナーは、そのコンセプトに沿うようにキャラクターやアイテムを作り、プレイヤーを楽しませる必要があります。
ゲームデザイナーの活躍の場
ゲームデザイナーが活躍している職場は、ゲームソフトを作るメーカーやその外注先で実際にデジタルデータを作成する事業所が多く見られます。
美術系をメインに学んでゲームデザイナーとなる方の中には、PCになじみのない方もいるのですが、仕事上使わざるを得ないPCやソフトウェアは実際の実務で覚えることが可能です。
雇用形態としては正規社員や非正規社員など様々ですが、非正規社員として採用されたとしても実力を付けて行けば正社員に登用されます。
また、スキルを磨き実績を積んだのちに、独立開業してフリーランスで活動するゲームデザイナーもいますが、この場合は人脈を作っておくことと常に最新の技術に対応できることが必須です。
ゲームデザイナーのやりがい
携わったゲームが発表されると、多くの人がそれを楽しむ事になるため、発売時は努力が認められた気持ちになり充実感を得る事が出来ます。
また、そのゲームの人気が高かったり、大ヒット作となったりすれば喜びはひとしおです。
ゲームデザイナーの給与水準
企業に勤務するデザイナーのケースでは、収入は同じ会社の他のサラリーマンと同水準です。
もちろん企業の規模により異なりますが、一般的に平均年収は400～500万円程度で他の業種と大きくは変わりません。
ただ、企業内でプロジェクトを統括するプロデューサーのような役割を担う立場になれば、年収増額が期待できるでしょう。
最近は、家庭用のゲームやゲームセンター用のものよりスマホアプリ用の方がニーズも高く、給与水準が高い傾向にあります。
特に大ヒット作を多く出すスマホアプリ用ゲーム制作会社の場合、年収1000万円でも珍しくありません。
フリーランスで活動する場合、収入は人により大きく異なります。
ゲームデザイナーは仕事が不規則できつい、とのイメージを持つ方も多いですが、確かに新作ゲームの発表直前は残業も多く、不規則な業務も多いです。
しかし、ゲーム業界は裁量労働制を採用する企業が多く、私服が認められていたり、勤務時間が自由に決められたりするといったメリットもあります。