室内外問わずデザインする空間デザイナー

SLshi7uK/ 2月 22, 2019/ デザイナー

コンセプトに沿ってすべての空間をデザイン

この職業の方が携わる対象の場所は、イベント会場内のブース、博物館、空港のロビーまで、ありとあらゆる空間をデザインします。
新たな建築物のプランの段階から企画に参加するケースもあれば、改修の依頼でデザインを提案したり、新商品発表会など期間限定のブースのデザインを任されたりとさまざまです。

参画する仕事や依頼者の意向により、装飾アイテムや灯り、壁紙、カーテンなど、どの範囲を担当するかはケースバイケースです。
とは言うものの、空間をデザインする幅広いジャンルの仕事をこなせるだけの知識やスキルを身に付けておく必要があります。

例えば新商品発表会のイベントブースのデザインのケースを見ると、出品メーカーやイベント会社から依頼を受けて業務がスタートします。
イベントや商品のコンセプトを理解した上で、顧客の要望をくみ取り、担当するブースのスペースや使用可能な備品などを把握したのち、イメージ画を描くのです。
近年では、よりイメージしやすいように3Dソフトを使って資料を準備して、プレゼンを行うことが増えています。

顧客の意見などを踏まえて修正を数回加えたあと、依頼主から了承が得られれば、必要な資材、備品等の準備に取り掛かることになるでしょう。
全ての準備が整えば、必要人数のスタッフとともに現場に入って、実際の装飾作業にうつります。
短時間で終わる仕事であれば一晩で、長い場合は一週間程度要する場合もあります。

活躍の場は2タイプ

空間デザイナーの活躍する職場は2つに大別され、1つ目は企業に雇用されて社内のデザイナーとして勤務する事です。
例えばメーカーの場合は新商品発表会やイベントに際して自社製品などを展示する空間デザインを担当します。
大手外食チェーンなどで自社店舗内のデザインをする場合もあります。

2つ目はデザイン事務所で勤務するパターンで、こちらは自社のためのスペースではなく、会社が外部から依頼を受けて仕事をします。
こちらは前者と異なり、担当する仕事やジャンルも多岐にわたるでしょう。

資格制度は設けられていない

携わる仕事のジャンルは幅広いですが、特定の資格認定を受けなければ出来ないという仕事ではなく、認定制度も設けられていません。
しかしながら、自己のデザイン能力をアピールするためにデザインに関連した資格を有することは、就職や転職だけでなく仕事を進める上で有利です。

持つと有利な資格

保有すると空間デザイナーの仕事にもっとも役に立つとされる類似の資格は、空間ディスプレイデザイナーです。
年間およそ5回試験が実施されており、在宅で受験出来るため、受けるハードルの低い人気の資格です。

難易度はやや上がるのですが、インテリアコーディネーターは極めて有力で有用な資格と言えます。
試験を実施する主体の団体は複数ありますが、難しいものは合格率が20パーセント台とかなり難関レベルです。

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