EDの原因と治療法

SLshi7uK/ 7月 9, 2021/ 医療

EDの原因と症状

EDとは「勃起不全」を表し、男性のデリケート部分が、十分に勃起されない症状のことです。
EDはデリケートな問題であるため、恥じらう人やコンプレックスに思われる人も少なくありません。
しかし、EDの症状が決してご自身の体質に依存しているわけではないので、恥じらう必要はありません。

そもそも勃起の仕組みは、性的刺激が男性生殖器に伝わり、体内で海綿体とよばれる組織に、血液が流れ込むことで勃起が起こります。
これらのプロセスの途中でなんらかの妨げが生じた場合、性的刺激が局部まで十分に届かなくなり、結果として勃起の力も弱まってしまうのがEDの原因なのです。

EDの主な原因は、器質性・心因性・薬剤性など複数の要因が考えられています。

まず、器質性の場合は、加齢にともなう、身体の老化によって機能不全に陥る場合をいい、器質性EDでは動脈硬化や神経の伝達がうまく機能していない場合もあります。
一方、心因性EDでは日頃のストレスが関係することが多く、仕事やプライベートでのトラブルからストレスを受けることは珍しくありません。
過度なストレス(プレッシャー)を受けることで、自分の意思とは別に身体がうまく機能できない状態になります。

他にも、既に飲み続けている薬によって引き起こされるのが薬剤性要因です。
特に、抗うつ剤や向精神薬などを飲まれている方は当てはまることが多いようで、その場合は担当医と相談して薬を変えてもらうなどの対応をしてもらいましょう。

EDがともなった状態では、性行為が不完全なままになります。
生活するうえでは特に問題はありませんが、異性との性行為で、相手に魅力を伝えられなかったり、自分自身の気持ちもネガティブになったりします。

クリニックで診察を受けてから治療を

EDという症状に対して、多くの人が恥ずかしい気持ちやコンプレックスを抱えているため、病院やクリニックに出向こうと決意するまでに時間を要する場合もあるでしょう。
EDは、生活するうえで気になる症状ではないため、EDだとわかっても病院やクリニックにいくことも面倒と思われる人もいるかもしれません。

しかし、それでは異性との重要な時間を過ごすことができませんので、少しでも「EDかも?」と思ったら、早めに医師に相談しましょう。

医師から処方される治療薬は、あくまで血管を拡張させ血流を促す作用ですので、EDを改善するためのサポート成分と考えるくらいがちょうどいいです。
治療薬を飲み続け、局部に性的刺激が通りやすくなったと感じたら医師に相談しながら、少しずつ薬の量を減らしていきましょう。

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